至福の時。

いわゆる年子として彼女達との生活は始まった。
2人とも寒い季節にやって来た。
愛さんが1月。次の年の3月に華さん。
なんとも忙しいことである(笑)
当時のワタシはモグラそのもの。
なんてったって、赤ちゃんがふたり。
長女の愛はお姉ちゃんと呼ぶにはあまりにも小さかった。
外はしんしん寒く、3人揃って本当にモグラであった。


そんな彼女達も2人仲良く幼稚園に通う。   じーん。

あれはちょうど愛の入園の頃。
ワタシにも少し人並みのゆとりができた頃。
地域の友人達と子育てサークルを立ち上げる運びとなり、かつてモグラの私は自分の娘達にして
やれなかった分を取り戻すべく、紙芝居や絵本を読むおばはんとなった。
大学で児童文学を専攻していた妹のりちゃんの影響もあり、長期に渡るモグラ生活は、すっかりワタシ
を絵本の世界にいざなった。
かつてのモグラが読むおばはんになってもうすぐ2年。

昨日は実に楽しかった。
11月のテーマは音楽会。
ウクレレを片手にいつも笑顔の素敵な彼女がゲストで登場してくれたのである。
わーい!④よん。アリガトウ!
あらためて音楽ってスゴイ!!
そう痛感したワタシ。
頼りない相方ですまぬぅーと思いながらも(あんなに夜な夜な打ち合わせたのに・・・)
ウクレレライブは大盛況!
だって、帰りの子供達の笑顔が今までで1番、素敵だったんだから。
みんな名残おしそうに、いつまでも手をふってくれた。
なによりもワタシが一番楽しかった。
更に遊びに来てくれたお母さんの中からこのサークルのお手伝いしたいと言うお声まで。

大好きな彼女のウクレレの音色がいつまでも心に響いた。
この日、彼女は時間にゆとりがあって来てくれた訳ではなかった。
一番忙しい大変な中を駆けつけてくれたのだ。
そんな素振りひとつ見せないで。
ワタシにはわかっていた。
だから彼女のまわりには子供達の笑顔が集まるのだ。
彼女の心とウクレレの音色、子供達の笑顔、うれしそうなお母さん達。
あー、おなかいっぱい。

とは言え本当にお腹がいっぱいになる訳ではなく・・・ステラにかけこむ私達だった(笑)
メグさーん、なんか食べさせてぇー。
心地よい疲れ、充実感のなか、彼女との乾杯は最高!
             んー、やめられん。

でもまあ、なんやかんやありながら、専業主婦をさせてくれている彼が1番エライのです。感謝。