1の日の彼女。
今日は彼女の日だった。
それは昨晩から、頭にありちょっとひとりでワクワクしていた。
お昼ゴハンのあとだったか、彼女に連絡を取ってみる。
「今日、やるのぉー?聞きたいなぁと思ってぇ〜。」
ひとりで唄うとのこと。
それもいいかもっ。
都合がついたら行くことを伝え、ケータイを切る。
数年前、ご近所から大阪市内に越してしまった彼女達だが、毎月1日は高槻駅前のカフェで
会うことができる。
しかも、まったりカプチーノタイムに。
ワタシの密かな楽しみのひとつである。
前回寄せてもらった時は、我が家の彼女達といっしょだった。
二階のゆったりしたスペースでどっかりとしたソファーに身体をまかせ、彼女に酔う。
となりで彼女達は生クリームたっぷりのシフォンケーキとチョコレートケーキ、100%のオレンジジュース
に魅了されている(笑)
楽器で言う音色、彼女の声は気持ちいい。
選曲もストライク。
また、ベースのご主人のアレンジであろうか、ひとつひとつが彼女のオリジナルとなり耳に届く。
彼女のリズム。彼女の色。彼女の世界。彼女の宇宙。
彼女に勧められたかのように、ビールを注文するワタシ。
となりの彼女達にはさっそくお友達が出来、なにやら嬉しそう。
1本、映画を見たあとと似ている。
心がお腹いっぱいになって、彼女に手を振り、店をあとにした。
よーし、今日も久しぶりに!と思っていたが、数日前から風邪気味だった愛さんが本調子でなさそうだ。
残念。
そして、彼女への思いは募るのであった。
これもまたこれでいいのである。
- 作者: Michael Ende
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娘達といっしょにいてどうしてもついてまわるのは、1人の時にはあまり感じなかった時間的な
制限なのだが。
それによってまた本当に価値ある時間の使い方を娘達に教わったのである。
ちいさな2人に教えてもらったこと。
彼女達のおかげでわかったこと。
本当の意味の自由。
本当に好きなこと。
今、自分にとって必要なこと。
すべてを楽しむこと。
子供の頃読んだ物語まで。
そして、1の日の彼女へのちょっとの間の片思い。