コルとJAZZ。

                              

きっとたくさんの方が詰め掛けるであろう本日。
彼は早々と準備のため出掛けたが、ワタシはグズグズ。
「呑まなきゃ、やってらんねぇーよっ。」と言うヤケっぱちの気持ちと
「呑んで楽しくライブ聞く元気なんて今は持ち合わせてないぞ。ちくしょーっ!」
と言う怒りにも似た気持ちが交差する。
ふてくされた気持ちってのが正しいかな(笑)

娘達の無邪気な笑顔を見ていると余計にカラ元気を演じることになるであろうワタシがイヤになる。
マスターの死も、最後のライブも、コルの閉店も、頭ではわかっていても、ココロはまだNOなのだ。
彼はエライなぁー。
妙に感心してしまう。
ワタシは全然子供だ・・・。

                              

ずいぶん、遅れて3人でコルまでブラブラ歩く。
ちょっと涙が出そうになった。
案の定、満員御礼。
皆さんがそれぞれの思いで家路へ向かうのを見送り、打ち上げには軽〜く参加。
ヨネちゃんもご無沙汰で、懐かしい顔ぶれも勢ぞろい。
でも、やっぱり呑む気にはなれず・・・。
私達、夫婦を気遣って大ちゃんも駆けつけてくれた。

                               
とにかく、写真を取りまくったワタシ。
20年来、馴染みのあるたたずまい。
入ってすぐ目に飛び込む一画。
マスターの写真。
シノブさんにも会えたが、気の利いたことなんて言えない。
楽しかった思い出ばかりが甦る。
それを、大切に拾い集めて、シャッターを切る。
途中、ぼやけて見えにくかったが、みんなに気づかれないように表に出てシャッターを切り続けた。
誰かが「茨木が面白くなくなるね。」と言った。
「ひとつの時代が終わったな。」とも。

                                                                                       

                             アリガトウ。ずっとずっと忘れないよ。