コル、最後のライブ。

明晩は、どうやら永年お世話になった「ジャズ喫茶コル」の最後のライブになるよーだ。
なんとも言えない気持ちである。

二年と数ヶ月前、マスターが倒れてから、なんとかマスターが帰って来る場所を残したい。
とのみんなの思いで今日に至った。
それは、元気で帰って来て欲しいと言うみんなの願いでもあった。
高槻病院に居た際は、病院の下でいっしょに花見をし、来年はもっと広いところで花見しようと
約束した。


マスター代理のつーさん。                                 
先月の頭にマスターはようやく帰って来た。
この場所でのまさに「友人葬」と言おうか「人間葬」と言おうか・・・。
マスターらしいあったかいお葬式だった。
・・・だったよ。

18時、19時頃からはじまり、マスターの遺体の前で、マスターに話かけながら、ぶっとおし16時間
あまり呑んでしゃべくって、また呑んだ。
知らない人もたくさんいたが、マスターに会いに来たと言うだけで昔からの知り合いのよーな気がした。
お酒をつくったり、ビールを出したり、小腹が減った人には、カップラーメンをつくったりしながら、
みんなの話に耳を傾けた。


なんだか山奥の田舎の方の昔ながらのお葬式か、もしくは、チン○○ケースをつけて、ぴょんぴょんと
飛び跳ねている人がいるよーな、どこか異国の村のお葬式をも連想させた。
みんな底抜けに楽しく過ごした。


大雨でカミナリの鳴る中、次から次へと人が訪れる。
マスターの人と繋がって来た歴史と愛されて来た人柄が理解できた。
若い子は20代から、60代であろう先輩方まで(笑)とにかく、幅広い。
いい大人達が明日のことをそっちのけで呑んだ。

マスター代理のつーさん、かわやんをはじめ、資金繰りも大変だったと思う。
ハナクソぐらいにしかならなかったかもしれないが、我が家を代表して、彼が月に1回のライブや
ジャムセッションも開いて来た。
井上先生もあかりちゃんも。
誰よりも、しのぶさん。
本当にご苦労サマでした。

             


             「関義晴追悼・ラスト・ライブ」が明日開かれる。
            大好きだったマスターと大好きだったコルとの最後の時間。