その人。

いつもその人はお花の世話に忙しい。
寒い日も暑い日も。

歳の頃では60代後半と言ったところであろうか?
しゃんと伸びた背筋。
穏やかな声。
花達はシアワセそうだ。
なぜならその人がいつも楽しそうにしているから。
上品でいつもにこやかなその人の存在はワタシにいつも元気をくれる。

普段はあいさつを交わす程度なのだが、時折
「よかったら、持って行ってね。」と切ってくださる。
「いつも、アリガトウございます。」

  

その人の花。
実は、実は・・・ワタシの密かな楽しみであーる。