満天の星空と海と夏。


夜な夜な車を走らせる。
この夏は何度、この海に来たことだろう。


今晩はお楽しみがもうひとつ。
ペルセウス座流星群なるものが見られるらしいのだ。
ワクワク。

「わあ、スゴーイ。」
「キレイ。」
真っ暗な夜の大空に、星達が宝石のようにちりばめられていた。
こんなにたくさんの星に少し驚かさせる。
いや、町では見えないだけなのだ。
見えても、見えなくてもこーやって存在しているのだ。
あまりの美しさに言葉を失うワタシ。

今、目に飛び込んでくる輝きは、もしかしたらもう存在していない星の最後の輝きかも知れない。
壮大な宇宙に、なんだか感動。
家族みんなで、宇宙を仰ぎ見る。
妹・のりちゃんが愛さんに星や宇宙のことを話してくれている。
・・・かと思えば、大空を切るよーな大きな流れ星の出現で話はいつも中断(笑)
一生懸命、流れ星を探す愛さん。
ぼんやりふたりを見つめ、思わず目を細めるワタシ。


ワタシが音楽家なら、この星を見て、素敵な曲をつくるだろう。
ワタシが絵描きなら、伸びやかないい作品のヒントとなるだろう。
ワタシが小説家なら、壮大な物語が生まれるに違いない。
それほど美しい宇宙(そら)だった。

思い思いに夏の夜の天体ショーを楽しんだ。
(残念ながら、華さんだけは夢の中。)
そして、明け方まで流れ星が続々と。
水平線をやわらかい光がぼんやり染める。
なんにもないところっていい。
こーやってぼーっといつまでも眺めていられるんだもの。

大空のグラデーション。
まさに、芸術。
あんなにあった星達も、大きな太陽に包まれ姿を消してゆく。
あんまり興奮して、結局眠れなかったワタシ達。
華さんがよーやく起きてきた。
星と太陽のこの空の観客に加わる(笑)
彼はせっせと釣りの準備。
長く素敵な一日の幕開けだ。

さわやかな朝の空気。
キス釣り、初体験ののりちゃん。
助手の愛さん。
まだ、眠たい華さん。
ワタシは日が高くならないうちに、のんびりと準備にかかる。

タコまで釣れて、墨まで吐かれて、テンションもあがる(笑)
お〜っと愛さん、はやくも泳ぐのかっ!?
まだ、6時なんすけどぉ〜。



そして、お昼からは彼の幼なじみで、ワタシも大の仲良しのジュンヤ君
親子も合流。
でも、こんなとこで待ち合わせってスゴイな。
スゴーイ、いまどきのカーナビ。
みんなで、焼肉ヤキヤキ。
うま〜いっ。

久しぶりに会ったジュンヤ君とこの長男坊、一輝くん。
おーっ!!
お兄ちゃんになってて、びっくり。
彼も嬉しそう。
で、思わずこんなんとかこんなん(笑)


遊んでも、遊んでも、遊び足りない夏休み。
帰りはみーんなで温泉につかり、冷たいアイスクリーム。
次は、何して遊ぶか相談(笑)

また、遊ぼうね。
楽しい楽しい夏よ。アリガトウ。